出張講座
2023年1月20日
カテゴリー: 地域貢献の取り組み
令和5年1月20日、立神地区田畑公民館にて「健康寿命」をテーマとした教室を開催しました。教室は系列病院の立神リハ温泉病院さんが主催でしたが、実技講師として当苑の理学療法士を派遣しましたのでご紹介いたします。
先月は塩屋公民館で出張講座を開催しました。
塩屋公民館での出張講座の様子はコチラ→ 令和4年12月1日開催
当日は、公民館長さんにご協力をいただき16名の方にご参加いただきました。
受付にてバイタルチェックを行いました。
開始1時間前には半数の方が受付を済ませて待機しておられ、ご参加いただいた皆さまの学ぶ意欲の高さに驚かされました。
最初に座学が行われました。立神リハ温泉病院さんのフットケアトレーナーの資格を持つ理学療法士が「頭と体を鍛えて伸ばそう健康寿命」というテーマで運動を効率よく行うポイントについてお話させていただきました。
また、歩行時の履物選択についての注意点や認知症予防、そしていつまでも元気でいるための秘訣などもお話しさせていただきました。
皆さん、熱心にメモを取っておられました。その姿に自分たちも「見習わなければ」と思う次第でした。
履物の選択については自身の足サイズを知ることが重要です。下の写真のような器具を使って足のサイズを測定します。
足とのフィッティング（適合性）より脱着のしやすさを優先する。外反拇趾だから幅広だからと必要以上に大きな靴を選択することは、健康のために歩くことが逆に足腰に悪影響を与えている可能性があります。
最後に実技です。当苑の認知症ケア専門士の資格を持つ理学療法士指導のもと「コグニサイズ」を参加者全員で実施しました。コグニサイズは運動と認知課題（計算、しりとりなど）を組み合わせた認知症予防を目的としたトレーニングです。
運動としりとりなど二つの課題を同時に実施することは私たちスタッフも難しいです。混乱されている参加者もおられました。でもそこがポイントです！課題を「あれっ？」「んっ？」「難しいー！！」とやることが脳への刺激になります。
できることをしても脳への刺激にはならないのです。コグニサイズは皆さんに大変好評で、笑いの絶えない時間となりました。
最後は皆さんから質問や「1週間に1度は開催してほしい」とありがたい言葉をいただきました。コロナ禍、このような会の定期開催は困難ではありますが、地域の皆さまの健康増進にお役に立てるようスタッフ一同努力していきます。
今回参加していただいた皆さま、ありがとうございました。
